ヤマト住建(兵庫県神戸市)は、脱炭素社会の実現に向け、2025年までに受注の50%をLCCM住宅にすると発表した。
LCCMは、ライフ・サイクル・カーボン・マイナスの略で、住宅のライフサイクルトータルでCO2の収支をマイナスにする住宅。建設時・運用(居住)時・廃棄時においてCO2削減に取り組むほか、太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、建設時のCO2排出量も含め、住宅が解体されるまでのCO2収支をマイナスにする。
LCCM住宅は、高気密・高断熱住宅でエネルギーの消費量を抑えられるため、太陽光発電の利用と併せて毎月の光熱費を抑えられる。また、家中の温度差が少ないことにより、ヒートショック事故の防止や健康状態の改善が見込めるとともに、長寿命住宅であるためランニングコストの削減もできる。
同社では、LCCM住宅を手頃な価格で提供することで、脱炭素型ライフスタイルが一般家庭のスタンダードとなるよう推進していく。
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