LIXIL住宅研究所(東京都江東区)はこのほど、一戸建てに居住する既婚女性を対象に実施した、冬場の光熱費抑制と換気意識に関する調査結果を発表した。有効回答は665人。電力、ガス、灯油など燃料費の高騰が自宅の光熱費に「影響する」と答えた人は約9割だった。影響がある、変わらないと答えた人を対象に、「光熱費を抑えるための努力と、ウイルス対策として求められている定期的な換気方法」についてきいたところ、最もニーズが高いのが「室内の温度を下げずに換気できるシステムが欲しいと思う」で29.1%、「光熱費がかかるが、ウイルス対策を優先して窓を開けての定期的な換気を行うつもり」が21.7%と続いた。
光熱費を抑えるための対策は、厚着・重ね着とともに、「家族が集うリビングなどを集中的に暖める」(32.9%)が上位となった。
冬場、暖房をしても家の中が「寒く感じることがある」人は63.7%。寒さに関する困りごととして最も多かったのは「リビングとそれ以外の部屋(脱衣所やお風呂、トイレなど)の温度差が大きい」で、約5割(48.3%)となった。
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