建設物価調査会(東京都中央区)総合研究所は1月14日、2021年12月の建設資材物価指数(東京:2011年平均=100)を公表した。建設総合は124.7で、前月比1.5%増(+1.9 ポイント)。17カ月連続の増加となった。前年同月比では15.0%増(+16.2 ポイント)。部門別では建築部門が128.7で前月比2.0%増(+2.5ポイント)、15カ月連続の増加となった。
建設総合の前月比1.5%増に対する13大分類の寄与度をみると、プラス寄与は、紙・木製品(+1.09)、金属製品(+0.31)、鉄鋼(+0.11)、他の製造工業製品(+0.03)、非鉄金属(+0.01)の5大分類。マイナス寄与は、石油製品・舗装材料(-0.03)の1大分類。
部門別の建築部門の前月比2.0%増に対する寄与度は、プラス寄与は、紙・木製品(+1.68)、金属製品(+0.20)、鉄鋼(+0.08)、他の製造公用製品(+0.02)、非鉄金属(+0.01)の5大分類。マイナス寄与は、石油製品・舗装材料(-0.01)の1大分類。
前年同月比15.0%増に対する寄与度は、プラス寄与が紙・木製品(+7.83)、鉄鋼(+2.96)、金属製品(+1.96)、石油製品・舗装材料(+0.78)、非鉄金属(+0.76)、窯業・土石製品(+0.60)、他の製造工業製品(+0.05)、電気機械(+0.04)の8大分類。マイナス寄与は、一般機械(-0.00)の1大分類。
部門別では、建築部門の前年同月比19.5%増に対し、プラス寄与が、紙・木製品(+13.40)、鉄鋼(+2.79)、金属製品(+2.00)、石油製品・舗装材料(+0.16)、非鉄金属(+0.56)、窯業・土石製品(+0.50)、電気機械(+0.06)、他の製造工業製品(+0.03)の8大分類。マイナス寄与は、一般機械(-0.01)の1大分類。
建設資材物価指数を構成している小分類(個々の建設資材物価指数)の主要6品目の12月の動向をみると、前月比プラスは、コンクリート型枠用合板 (6.3%増、+9.3ポイント)、異形棒鋼 (1.1%増、+1.6 ポイント)、H形鋼 (0.9%増、+1.3 ポイント)の3品目。前月比マイナスはなし。
前年同月比プラスは、杉正角KD(96.8%増、+101.6 ポイント)、H形鋼(47.3%増、+45.8ポイント)、異形棒鋼(43.3%増、+46.8ポイント)、コンクリート型枠用合板(42.9%増、+47.3 ポイント)、生コンクリート(2.8%増、+3.2 ポイント)の5品目。前年同月比マイナスはなし。
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