女性が働きやすいフィールドを整えることは、住宅産業と地域の工務店にとって重要なテーマで、今後の産業・企業としての成長を左右する。 やりがいや楽しさを感じながら、会社にとって欠かせない存在として活躍する若手女性の言葉を通して、女性が生き生きと輝くことができる工務店のあり方を考える。今回は、ほしかわ工務店(群馬県高崎市)大工の田島夕紀さんに話を伺った。
ものづくりのやりがいや喜びをダイレクトに感じたいと、現場監督をしていたハウスメーカーを1年で辞め、大工としてほしかわ工務店に入社して6年目になります。何も分からなかった入社当時は「いつか女性大工だけの女子工務店をつくりたい!」なんて“野望”を抱いていましたが、少しずつ知識・技術、体力が身につき、1つの現場に長く携わることができるようになってきた今、より現実的な目標や、やりたいこと、やるべきことが見えてきました。もちろん、干川(彰仁)専務が「あきらめるな!」と言ってくれるので、頭の片隅には野望もあるにはあるのですが、そもそも今は女性大工という呼び方自体が好きではなく、いち大工として成長したいです。
手が届く高さや持ち運ぶことができる重量など、フィジカルではハンディキャップを感じることもありますが・・・
⇒ この記事は定期購読者限定の記事です。続きは、最新号『新建ハウジング新春特集号 10面』に掲載しています。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。