松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。
今回は、「自立循環型住宅への設計ガイドライン」の集合住宅版(2021年9月発行)からエコハウス設計のヒントを読み解きます。
タイトルだけ見て「うちは戸建て住宅だから関係ない」と思われたら違います。これを読んだことによって戸建て住宅との比較、あるべき性能がよりくっきりと見えてきました。今回は、そのあたりを解説してみたいと思います。
12月初旬に本が届きました。ざっと目を通しましたが、その中で興味深いと思ったところをまとめてみました。
❶ 従来日本の住宅の年間一次エネルギー消費量は平均で75GJ程度と掲載されていました。しかし、今回、集合住宅と戸建て住宅に分けて一次エネルギーの表記が行われています。これで見ると6地域においては、集合住宅が60GJ程度、戸建て住宅は90GJ程度と1.5倍の差がついていることが読み取れます。平均すると75GJなので、従来の一緒くたにされた表記とも矛盾はないと思いました。
WEBプログラムで計算するとUA値0.46・太陽光なしの住宅で65GJ程度と出ます。こう考えると・・・
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