帝国データバンク(東京都港区)はこのほど、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対する企業の見解について調査した結果を発表した。有効回答企業数は1700社。オミクロン株による今後の業績への影響は、55.4%の企業が「ややマイナス・マイナスの影響がある」と回答。半数超の企業が今後の業績をマイナスと見込んでいることがわかった。「プラスの影響がある」は2.1%、「影響はない」は22.1%で、約4社に1社は悪影響はないと回答。約5社に1社は「分からない」とした。
業績マイナスを見込む企業からは、経済や人の流れが滞ることへの不安や、自粛ムードへの懸念、外国人技能実習生の入国規制による生産力低下などを心配する声が寄せられた。プラスを見込む企業では、免疫力向上への関心や、巣ごもり需要の高まりなどへの期待感が大きくなっている。
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