東レ(東京都中央区)は、全熱交換換気システム用エレメント向けに伝熱性・透湿性・ガス遮蔽性・耐水性・抗ウイルス性を備える高性能熱交換シートを開発。2022年からの本格販売を目指す。
独自の薄膜多孔質フィルムに湿度のみを透過する機能性樹脂層を積層した熱交換シート。従来の紙の熱交換シートの約1/5の厚みで伝熱性に優れ、約1.2倍の透湿性、20倍以上のガス遮蔽性を発揮する。これを全熱交換換気システムのエレメントに使うことで、全熱交換効率80%以上、有効換気量率99%以上を達成できるとする。洗浄しても性能は変わらない。
また、抗菌性、防カビ性、ウイルスバリア性の試験においても高い性能を確認している。
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