不動産評価サイトTAS・MAPを運営するタス(東京都中央区)は、2012年5月の首都圏版および関西版の賃貸住宅市場レポートを発表した。データ提供はアットホーム。
レポートでは、年齢別人口分布からみた神奈川県の住宅市場の変化を分析。東京23区と同様、団塊世代よりも団塊ジュニア世代の山が高いものの、高さの差は東京23区よりも小さいとした。また、民間借家に住む65歳以上の単独世帯は約8万世帯あり、5年以内に約1.5万戸、10年以内に約3万戸、15年以内に約5万戸、20年以内に約8万戸の空室が発生する可能性があると推計。世帯の少人数化から世帯数は当面増加するが、60歳以上の割合が高い横須賀・三浦、西湘、足柄上地域で需給バランスに注意する必要があるとした。
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