清水建設、東芝、シャープ、明電舎、東京ガス、三菱重工業、富士電機、古河電気工業、古河電池の9社は5月18日、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)から受託した「スマートグリッドの日米共同実証プロジェクト」の一環である「アルバカーキ市における商業地域スマートグリッド実証プロジェクト」の実証研究を開始した。期間は2014年3月までの約2年間。
プロジェクトは、既存の3階建て商業ビル(延床面積7000m2、電力負荷約400kW)に太陽光発電50kW、ガスエンジン発電機240kW、燃料電池80kW、蓄電池90kWを電源とするマイクログリッド(既存の大規模発電所からの電力に依存しない小規模な電力供給網)を構築し、各設備を制御することで、
[1]商業ビル内の需給調整(デマンドレスポンス)
[2]商業ビル内の電力熱需要に応じた運転
[3]地域の電力会社が設置している太陽光発電の出力変動の補完
の実現を目指すもの。
米国からは地域の電力会社であるPNM、サンディア国立研究所、ニューメキシコ大学が参画し、共同でスマートグリッドの実証を行う。
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