京都府福知山市に本社を構え、京都府全域のほか兵庫・大阪エリアなどにも拠点展開し、年間新築400棟超を手掛けるアーキホームライフは、デザインを中心とする商品力の向上と、それに伴うブランディングの強化により、着実な成長を実現している。取り組んできた商品力の向上は、2020年に自社の2つの住宅商品でグッドデザイン賞を同時受賞する成果として表れ、それがオーナーの満足度向上や社員のモチベーションアップ、人材獲得(採用)にもつながり、経営的な好循環を生み出している。同社社長の手﨑孝道さんは「今後は、若手主導のチーム運営を拡大しながら、イノベーションのスピードを上げ、さらなる成長を目指す」とビジョンを語る。
「6~7年前までは、福知山市内を主な商圏にデザイン性はあまり重視せず、地域の工務店としてコスパ最重視のごく普通の“安くていい家”を提供することに努めていた」と手﨑さんは話す。しかし、定期点検でオーナー宅を訪問するうちに、「成約や引き渡しの時のような喜びが(オーナーから)感じられない。むしろ、年数がたつほどオーナーの不満は増しているのではないか」と危機感を募らせた。
「なぜ、自分たちがつくる家の満足度が下がっているのか」。手﨑さんは、必死に見て回りながら考えた。その結果・・・
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