新潟県内の工務店や設計事務所などが学び合うコミュニティ・住学(すがく)は、メンバー間で県産材を積極的に活用していこうと11月30日、長年にわたり林産地と一体となった家づくりを手掛けるアトリエフルカワ一級建築士事務所(東京都東久留米市)代表の古川泰司さんを講師として招き、新潟市内でオンラインとあわせたセミナーを開催した。古川さんの講演のほか、住学の立ち上げ人でサトウ工務店社長の佐藤高志さんのコーディネートにより、住学メンバーで建築家として活動しながら林業・製材所を経営する石田伸一さんと古川さんのパネルディスカッションも行い、持続的に県産材を活用していく川上(林業)・川中(製材)・川下(設計事務所・工務店)の連携のあり方について考えた。
講演で古川さんは、国産材(県産材)活用を拡大・定着させる前提条件として「木材を商品にする」ことが不可欠とし、JAS材などを例に挙げながら、ユーザーに対して木材の品質(寸法精度・形態安定性・強度)を担保する含水率やヤング係数を明示する仕組みを確立することが必要だと訴えた。・・・
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