一般財団法人省エネルギーセンター(東京都港区)は12月22日、国内の企業・自治体・教育機関等の優れた省エネ推進の事例や省エネ性に優れた製品・ビジネスモデルを表彰する2021年度「省エネ大賞」の受賞者を決定した。例年を上回る120件以上の応募の中から、省エネ事例部門32件、製品・ビジネスモデル部門28件を選出した。
11回目となる今年度は、省エネ事例部門に「ZEB・ZEH分野」、製品・ビジネスモデル部門に「ZEB・ZEH分野」「省エネコミュニケーション分野」を新設。ZEH関連、情報提供サービス関連からの応募が多くなり、省エネ取り組みへの新たなアプローチの広がりが感じられたという。また、省エネがカーボンニュートラルへの着実な手法との認識が拡大。地域と連携したエネルギー活用やレジリエンス強化を含む事例もあり、省エネ推進の視点に新たな動向が窺えるとした。
省エネ事例部門のZEB・ZEH分野からは、 経済産業大臣賞に一条工務店、 製品・ビジネスモデル部門のZEB・ZEH分野からは、経済産業大臣賞にヤマト住建が選ばれた。この他、省エネ事例部門で中小企業庁長官賞に島野工務店、省エネルギーセンター会長賞にアイ・ホーム、エコワークス、エルクホームズなどが選ばれた。
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表彰式は、同センターが東京ビッグサイトにて主催する「ENEX2022-第46回地球環境とエネルギーの調和展」と併せて2022年1月26日に開催予定。また、同会場で受賞事例発表会を行うほか、「ENEX2022」会場内アワードコーナーにて受賞内容を展示する。
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