11月18日の工務店ミライセッション「リノベ最前線」では、マンションリノベーションの専門店化によって事業を伸ばすToivo(トイヴォ、埼玉県さいたま市)社長の友政伸也さんと、リノベを入り口にまちづくりや地域活性化といった領域に踏み出している9(ナイン、大阪市)社長の久田一男さんが登壇し、工務店がリノベを事業化するためのビジネスモデルやリノベを切り口とする工務店の新たな事業展開の可能性などについて解説した。
Toivoの友政さんは、高いデザイン性や無垢の木、自然素材を多用する「木のマンションリノベーション」を専門に手掛け、商圏エリアや顧客ターゲットを絞り込むことによって1年半先まで予約で埋まる状況を築いた自社のブランディング戦略のポイントを説明。「工務店として良い仕事をするのは当たり前。でも、売る努力をしないと経営は成立しない。良い仕事と車の両輪として“売る”ことにも力を入れていこう」と訴えた。
友政さんは「誰に・何を・どう売るか」のビジネスの基本を明確にして、徹底したことが成功の要因とし、自社が置かれた市場環境も踏まえて実践している「誰に=東京・埼玉・千葉の高所得層のマンション暮らしの人」「何を=高単価の大工がつくる木のリノベーション」「どう売るか=年間8棟限定」を説明した。
8棟限定でプレミア感
高価格帯のリノベ受注
現在、同社は、総勢6人の体制。経営、マーケティング、設計を友政さんが手掛け・・・
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