新建ハウジングが運営する工務店向けオンラインスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、半澤伸夫さんの「住宅営業の成功事例共有室」ルームからの記事です。
金融機関を経て、住宅業界に転職。
大手住宅FC企業にて年間42棟の受注実績で、住宅営業実績第1位を獲得。
その後長く営業マネージャーとして活躍し、工務店経営者を経て、中小の工務店の営業支援を事業とした、株式会社いい家創り応援ネットを設立。今も現場にこだわり続けている。
コロナ禍における住宅営業のスタンダードとは?
いい家づくり応援ネットの半澤です。
私が主宰している会員制オンラインコミュニティ『成功事例共有会』の定例会や営業支援先の工務店さまとの間では、11月中に「2021年の振り返りと2022年の展望と対策」について既に話を済ませています。
先日はその一部をご紹介しました。 ※前編はこちら
今回はその続きで3つの重要なトピックスをご紹介いたします。
市場の変化
2021年はコロナによる社会への影響や消費者心理の変化の方向性がある程度見えてきました。そのうちの一つが「二極化」の加速です。
以前から言われていたことですが、高単価/ローコスト、こだわる/簡単、モノ(建物)/コト(ライフスタイル)、といった二極化が加速して固定化されてきています。
また消費者心理に大きく影響する雇用やお金に関しても同様です。一億総中流と言われていたのはもう過去のこと。2017年に『一億総貧困時代』という書籍が発売されましたが、コロナ後の海外と日本の経済動向の比較報道や社会情勢、実質賃金の低迷やリストラなどを見ていると、人口減少フェーズに突入した日本の総貧困化が現実になってきていることを痛感せざるを得ません。
住宅に目を向けると、都市部のマンション価格が高騰し続けている一方でローコストや建売が棟数を伸ばし続けています。この流れはさらに加速していくはずです。同時に住宅ローンが組めない属性の人も増えていくと考えられます。
その一方で「おうち時間」や在宅リモートワークの増加で、住宅に対するニーズはより明確により強くなってきています。
このような背景のなかでこれからの消費者はどのような行動をとるのでしょうか?それを図式化したのがこちらです…
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