今回は、僕の経営哲学である「人間大事」と「融通無碍」について話したい。
経営哲学というと、堅苦しく感じるかもしれないが、かみ砕けば「大切にしているコト」という意味であろう。人間大事の経営とは、人を中心に置いた意思決定を行うコトとなる。ここで言う人とは、お客様はもちろんであるが、社員、職人たちとその家族、当社に関係するたくさんの人々、地域の方々など、範囲は広く、関わる人すべてを指す。その関わる人すべてを認め、尊重する。そこには、役職も年齢も性別も関係ない。1人の人として向き合うことが大事である。僕が生きていく上で、人として、工務店経営者として大切にしていることを述べる。
うちの会社には一切、垣根はない。僕は単に役割が社長というだけであり、僕にも分からないことやできないことは山ほどある。だから、社員や職人の助けと知恵が必要である。そこには、感謝の気持ちが生まれてくる。いつも僕は本当に有難いと心から思っている。
また、人間大事を底辺に置くことで・・・
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