LIXIL(東京都江東区)は12月16日、同社のフロント製品を使用した店舗ファサードの意匠・施工技術を競う「LIXILフロントコンテスト2020」の優秀作品を発表した。
全国の設計事務所、建設会社、販売店、加工店、代理店から1282点の応募があり、優秀作品13点を選出。グランプリには「アイコクアルファ株式会社 いこいの広場 樋田成二メモリアルホール(愛知県稲沢市)」が選ばれた。設計・施工は、三菱重工交通・建設エンジニアリング(横浜市)。加工店は甲賀(静岡県島田市)。
同作品は、コロナ禍で人と人との関係性が希薄となり、地域との関係を良好に保とうとする企業が増えるなか、地域の人々を招き入れ、もてなそうとする企業の姿勢がうかがえる優れた「場」として機能していると評された。特に、軒天井とサッシの納まりがすっきりと整理され、開放感あふれる十分な開口部とそのフロント材の存在を軽減するためのデザインが高く評価された。
審査委員長は、空間プロデューサー・千葉大学名誉教授の柘植喜治氏。
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