パナソニック ホームズ(大阪府豊中市)は、専用エアコン1台による全館空調システムを標準装備した大型パネル構造の住宅商品「FORTINA(フォルティナ)X」を2022年1月6日に発売する。
従来、制震鉄骨軸組構造(HS構法)と重量鉄骨構造(NS構法)の住宅だけに採用していた全館空調システム「エアロハス」を、外壁・屋根・床パネルで建物を構成する大型パネル構造(F構法)の「フォルティナX」に標準搭載。これにより、同社が取り扱う戸建て・賃貸併用住宅(平屋~9階建て)の全構法で全館空調システムの採用が可能になった。
今回標準装備する「エアロハス」は、空調ユニット内に取り付けた専用エアコン1台で温度と風量をコントロールし、さらに高性能HEPAフィルターで空気を浄化してから家じゅうを換気・空調するシステム。
高断熱な建物性能、宅内給気過程の地熱利用、高効率専用エアコンの採用などにより、一般的な全館空調システムに比べて消費エネルギーを約26%削減できるとする。これにより、太陽光発電システムの搭載量を抑えてもZEH化しやすいとする。
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