積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーは12月9日、北海道札幌市豊平区平岸地区において、「スマート&レジリエンス」に特化したまちづくり「札幌リードタウン平岸ベース」を本格始動すると発表した。
「札幌リードタウン平岸ベース」は、2020年2月に長谷工不動産(東京都港区)と取得した「自衛隊札幌病院」跡地に開発。約4万8000m2に、戸建て住宅(全48区画)、分譲マンション2棟(全204戸)、商業施設3棟、医療モール、病院(150床前後/予定)、緑地を集積する。同社グループによる地方中枢都市で初の大規模・複合型まちづくりとなる。
災害に強い同社グループのインフラ技術でまちの基盤を整備し、太陽光発電システムと蓄電池を搭載した住まいで、日常の快適性と災害時の安心を提供する。商業・医療など暮らしに必要な環境を整え、独自のタウンマネジメントでまち一体を管理。IoTを活用した暮らしサポートやコミュニティ形成の支援を通じ、安心・安全で、環境にやさしい、サステナブルなまちを目指す。グループの製品・サービスを60品目以上採用予定で、グループシナジーの実現も図っていく。
12月1日には、第1弾として商業エリア「クロスモール平岸」をグランドオープン。約1万8000m2の敷地に、生鮮スーパーや家電量販店、寿司レストラン、多様な医療施設が入る「メディカルスクエア南平岸」の1階区画(2階区画は2022年4月以降の開業予定)が開業した。「クロスモール」は、オリックス不動産(東京都港区)の商業施設のオリジナルブランドで、北海道では3店舗目となる。
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