一般社団法人リノベーション協議会(東京都渋谷区)はこのほど、2021年を代表する魅力的なリノベーション事例を選ぶコンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2021」の受賞作品を発表した。
総合グランプリは、タムタムデザイン(福岡県北九州市)の「災害を災凱へ(タムタムデザイン+ASTER)」が受賞した。2020年7月の豪雨で洪水被害を受けた熊本県人吉市の観光施設「球磨川くだり発船場」をリノベーションで再生したもの。コロナ禍で観光・レジャーなどの活動が不要不急とされたなか、観光施設である「HASSENBA」をリノベーションした関係者の思いなども評価された。
「500万円未満部門」はニューユニークス(東京都渋谷区)「商店街の昔ながらの家」、「1000万円未満部門」はブルースタジオ(東京都中央区)「リノベはつづくよどこまでも」、「1000万円以上部門」はアートアンドクラフト(大阪市)「都市型戸建てを再構成する。」、「無差別級部門」はリノベる(東京都港区)「BOIL_通信発信基地局から、地域参加型の文化発信基地局へ」がそれぞれ最優秀作品賞に選出された。
同コンテストでは、消費者にとって関心の高い施工費別に「500万円未満部門」「1000万円未満部門」「1000万円以上部門」「無差別級部門」の4部門を設定。全国からエントリーされた228作品を対象に、SNSを活用した一次審査を行い62作品をノミネート選出。住宅系を中心としたメディアの編集者9名で構成された選考委員が最終選考を実施し、総合グランプリ、部門別最優秀作品賞4点、特別賞14点を決定した。選考委員長は、LIFULL HOME’S総研所長・島原万丈氏。
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