旭化成(東京都千代田区)と旭化成ホームズ(東京都千代田区)は、両社の本社における使用電力について、旭化成ホームズの集合住宅「ヘーベルメゾン™」に設置した太陽光発電設備で創出した環境価値を活用することで、グリーン化を推進すると発表した。両社が本社を置く東京ミッドタウン日比谷および神保町三井ビルディングを両社に賃貸している三井不動産(東京都中央区)、両ビルに電力を供給する東京電力エナジーパートナー(東電EP、東京都中央区)との協業により、2022年4月から開始する予定。
同取り組みでは、旭化成ホームズが「ヘーベルメゾン™」の屋根をオーナーから賃借。そこで発電された電力を東電EPが買い取ることで、買い取った電力に含まれる環境価値を使用した「非FIT非化石証書付電力」として三井不動産を介して、旭化成と旭化成ホームズの本社に供給される。
旭化成グループでは、「ヘーベルメゾン™」の太陽光発電設備から発電された電力を東電EPに販売し、その電力に含まれる環境価値を非FIT非化石証書として使用することで、旭化成の川崎製造所に実質再生可能エネルギー由来の電力として供給する取り組みを、2020年8月より開始している。グループ内活用をさらに拡大するにあたり、本社での活用を志向する旭化成および旭化成ホームズと、オフィスビルでの使用電力のグリーン化を推進する三井不動産と東電EPの意向が合致し、今回の取り組みの実現に至った。
なお、同取り組みにより、旭化成グループの他の事業会社(旭化成エレクトロニクス、旭化成建材、旭化成ファーマ、旭化成メディカル)の本社においても同様に再生可能エネルギー化の推進を行っていくという。
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