LIXIL(東京都千代田区)は4月、東京・大阪に住む団塊世代(自身が62~65歳の男女、または配偶者が団塊世代の女性)を対象に、住まいと庭に関する意識調査を行った。
定年後、住まいを変えたいか聞いたところ、34.4%が「変えたい」と回答。東京と大阪で比較すると、大阪在住者(30.8%)より、東京在住者(38%)の方が住まいを変えたい意向が強かった。
住まいの変え方については、住み替え(52.9%)、リフォーム(36%)、修繕(5.8%)の順に多かった。平均予算は、住み替えが3555万円、リフォームが398万円、修繕が194万円。東京と大阪で比較すると、東京の住み替えが4126万円だったのに対し、大阪は2682万円と1444万円もの差が出た。
住み替えたい理想的な家のタイプを聞くと、男性は「一戸建て(庭付き、庭なし)」(55.4%)が一番多かったのに対し、女性は「マンション(高層を含む)」(49.5%)が多数だった。住み替えられる現実的な家も同様で、男性は一戸建て(50.9%)を選んだのに対し、女性はマンション(53.8%)を選んだひとが過半数となった。
このほか、約7割が住まいに「庭が欲しい」と回答。庭でやりたいこと上位は「ガーデニング」「家庭菜園」。一方で、庭が欲しくない3割にその理由を聞くと「手入れが面倒」が約7割を占めた。
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