飯田グループホールディングス(東京都武蔵野市)は12月8日、ロシア最大級の林産企業グループRussia Forest Products(RFP社)を買収、子会社化したと発表した。同社は6月の取締役会でRFP社の75%の株式取得と第三者割当増資引受を決定。12月7日にロシア政府の許認可を取得した。
RFP社の森林認証を取得した林区面積は約400万ヘクタールにのぼり、年間原木伐採量は、飯田グループの年間住宅供給の木材使用量に相当(170万m3)するという。
同社はRFP社を傘下に加えることで、現状のような需給ひっ迫や市況変動に影響されずに木材を安定的・永続的に調達できるようになり、戸建て分譲事業の競争力をより高めることが可能になるとしている。また、サステナブルな森林経営によって、制度化が期待される排出量取引やカーボンプライシングに活かすこと、木質ペレットによる再エネ事業の拡充なども見込んでいる。
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