SAREX(住環境価値向上事業協同組合、山田一元代表理事)は5月16日、2012年度の総会・メンバーズサミットを開催した。
当日は、山田理事長の挨拶に続き、「地域・木材・住まい・環境」と題して東京大学名誉教授・有馬孝禮氏が講演。マウスの生存実験の本質的な読み方をはじめ、豊富なデータをベースに、木と木の家のメリットを、研究者の視点で読み解いた。
続いて、(財)住宅リフォーム・紛争処支援センター 部長・越海興一氏 が「リフォーム需要の掘り起こしと ストック住宅管理」-リフォーム市場は地域木造住宅産業のビジネスコンテンツになりうるか、をテーマに講演。先頃まとまった「中古住宅・リフォームトータルプラン」にも触れ、「市場規模倍増は高いハードル。既に参入している工務店、設備・専門工事業者の努力次第」との見方を示した。
2012年度の新規事業としては、「工務店型未来住宅開発研究会」「工務店のなりたち研究会」「中古住宅流通の工務店ビジネスコンテンツ研究会」などの新しい研究会をスタート。
設計者、現場監督向けのWebを活用したトレーニングサイトも開設。独習に活用してもらう。
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