Looop(東京都台東区)は、太陽光パネルと蓄電池をともに導入しても、住まい全体の光熱費を概ね10%以上削減できる住宅向け屋根置き太陽光発電システムの新リースサービス「とくするソーラー 蓄電池付きプラン」の提供を開始した。これまで蓄電池を導入すると収支がマイナスになってしまい利用者の経済メリットが出せず、それが普及の足かせになっていたが、新サービスでは収支がプラスに。同社では、経済性、レジリエンス、脱炭素に貢献できるとして販売を強化する。
「とくするソーラー 蓄電池付きプラン」は、太陽光発電システム「Looop Solar」に加え、新型蓄電池「エネブロック」を導入することにより、家庭で発電した再生可能エネルギーを夜間にも使い、自家消費率を最大化することで、住宅の脱炭素化と電気代の削減の両方を実現するもの。また、電気とガスのいずれでも給湯が可能なハイブリッド給湯器を同時に設置し、エネルギー効率のよい電気での給湯を主とすることでガス代も削減可能となる。さらに、発電量が足りない場合に購入する電気を、基本料金0円の「Looopでんき」にすることで、太陽光発電設備などに適用される1kwhあたり3円の割引が受けられる。電気・ガス両面での光熱費削減効果により、設備の導入費用を上回る経済メリットを生み出すことができるため、住まい全体の光熱費削減が可能となるとする。
また、利用者に経済メリットがあるだけでなく、住宅メーカーなどサービス取次店にもメリットがあると同社。導入費用の高い太陽光発電と蓄電池はリースのため初期費用0円となるほか、住宅ローン枠への影響も0円とすることができるため、その分を他の設備の充実に充てられる。契約期間中は売電価格の変動や再エネ助成金の有無にも左右されず毎年経済メリットが出る料金設計であるため、利用者にとっても取次店にとっても長期にわたり使い続けることができるサービスだとしている。
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