ツクルバ(東京都目黒区)が展開している中古住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」は、12月から「cowcamo 吉祥寺ショールーム」の本格展開を開始する。カウカモのショールームは、9月オープンの「cowcamo 自由が丘ショールーム」に続き2カ所目。
吉祥寺ショールームでは「部分リノベーションのショーケース」をコンセプトに、築50年以上の物件の表層部分を中心に内装を変更。白を基調にモルタル・木のアクセントを加えた、レトロを感じるナチュラルモダンな空間とした。物件購入の際に、部分的なリノベーションを追加する顧客が参考にできるよう、さまざまな工夫が施されている。玄関からの動線で作業台が丸見えだったキッチンの位置を変更し、シューズインクローゼットを土間スペースにするなど、全体の間取りを大きく変更することなく空間の使い方や雰囲気、印象を変えている。
顧客は、同ショールームで建材を確認したり、VRなどを使った説明でリノベーションへの理解を深めることができる。実際の物件を参考に検討できるため、広さ、間取り、動線、デザインなど、手に入れたい暮らしを具体的にイメージできるという。また、VRで違う選択肢を確認することも可能。定額パッケージリノベーション商品「プリメイドリノベーション」と連携しているため、同ショールームのテイストをそのまま顧客の物件で再現することもできる。
カウカモでは、リノベーション済物件の仲介に加え、物件購入からリノベーションの設計・施工までをワンストップでサポートするリノベーションサービスを展開。フルリノベーション、部分リノベーション、プリメイドリノベーション(パッケージリノベーション)の各サービスを提供しているが、「部分リノベーション」を選択する顧客が最も多くなっているという。
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