スノーピーク(新潟市三条市)は、他3社と出資し、このほど新しいアウトドアカルチャーを創生する新会社キャンパーズアンドアングラーズ(札幌市)を設立した。
出資したのは釣り用品やアウトドアウェアを製造・販売するティムコ(東京都墨田区)が3000万円、アウトドア・フィッシング製造卸、小売り販売のアイビック(札幌市)が3000万円、スープのレトルト販売のアイビック食品(札幌市)が800万円で、スノーピークの3000万円と合わせて資本金は9800万円。社長にはスノーピーク代表取締役会長の山井太さんが就任した。
新会社は4社のそれぞれの強みを活かし、まずは北海道でキャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設を展開する。候補地の選定に入っている段階で、2023年冬〜24年春に札幌から1時間圏内の幹線道路沿いに、レストランやスパ、グランピング機能などを備えた大型の都市型体験総合施設をオープンさせる予定。その後、道内に3~5施設を構え、全国展開を目指す計画だという。
スノーピークはこの事業への取り組みについて「急速なテクノロジーの進化が社会を劇的に変え、私たち人間の価値観や存在意義をも変えようとしている。人間の心と身体はこれからますます自然とのつながりを求めるはず。そういう時代に野遊びすることこそ、自然のリズムを取り戻し、人間らしさを回復する最高の手段だと私たちは信じている」とコメントを寄せた。
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