アイカ工業(名古屋市)はこのほど、タイル張り外壁向け防水形保護塗装工法「ダイナミックレジン タフレジンクリアガードWP工法」を発売した。
同社が提供する、既存タイルの意匠性を生かしながらはく落を防ぐ「ダイナミックレジンタフレジンクリアガードHD工法」の技術を応用したもので、同社独自設計のウレアウレタン樹脂を採用。タイル壁面に施工することで水分の浸入を防ぎ、劣化を抑制する同工法を開発した。高い遮水性で雨水の浸入を防ぐとともに、優れた伸縮性でクラックが生じた際も追従し、防水効果を維持するという。透明度と耐候性が高く、外壁タイルの意匠性を生かしながら劣化対策を行うことができる。
価格は、6100円/㎡(材工設計価格、消費税別)。年間販売目標は1億円。
外壁タイルは、独特の風合いや高い耐久性から建築仕上げ材として多く使用されているが、目地部分からの浸水によりタイルや内部コンクリートが劣化すると、コンクリート躯体のひび割れやタイルのはく落などにつながる危険性がある。同社は、建物の補修・補強分野を重点分野と位置付け、取り組みを強化。劣化した外壁タイルの保全製品に加え、劣化を抑制する同工法を開発したことで、建築物の長寿命化につながる補修・補強製品のラインナップが広がった。
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