11月17日~19日の3日間、ジャパンホームショー(東京ビッグサイト)の中で新建ハウジングが開催した「工務店ミライセッション2021」では、登壇した各スピーカーから家づくりや工務店経営の「これから(=未来)」のあり方について、有効なヒントが示された。
コロナ禍の暮らし、脱炭素化を目指す社会の中で人々の価値観が変化するいまは、家づくりと経営は選択と決断の時だ。その“参考資料”として、各セッションの内容を抜粋して紹介する。
17日のセッションでは、松尾和也さん(松尾設計室代表)、タナカホーム(宮崎県都城市)社長・田中誉宗さんの2人が登場。
工務店の間ではHEAT20・G2がデファクトスタンダード化しつつあるが、本当にG2の水準で十分なのか。多くの生活者と接し、家づくりの最前線に携わる実務者が、これからの「いい家」に必要な性能の水準を議論した。
日本一コスパのいい工務店
――タナカホームの家づくりを、松尾さんはどう評価しているか。
松尾 タナカホームの仕様は、普通に考えたら坪100万円以下ではできないだろう。
それを坪70万円で実現しているのだから、日本一コスパのいい工務店だと自信を持って言える。・・・
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