一般社団法人ASP・SaaS・AI・IoTクラウド産業協会(ASPIC、東京都品川区)は、「第15回 ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021」の表彰式を、11月17日に経団連会館 国際会議場にて開催した。
同アワードは、国内で提供されているASP・SaaS/IaaS・PaaS/IoT/AIのサービスから、総務大臣賞および各部門のグランプリ等を選出、表彰するもので、国内のIoT・AI・クラウド関連業界の活性化、市場創造、情報基盤の確立、企業の生産性向上、さらに日本経済の発展につなげるとしている。審査員長は、東京都立科学技術大学・島田達巳名誉教授。
住宅・建設業界関連からは、エフ・ディー・シー、ダイテック、リンクジャパンの3社が受賞。エフ・ディー・シー(東京都千代田区)は、社会業界特化系ASP・SaaS部門で、工務店、住宅ビルダー向けの顧客コミュニケーションツール「つながる家づくり-plantable-」が奨励賞を受賞した。建築図面の共有、要望管理が行えるほか、自社内のノウハウ共有などにも活用可能とした。
ダイテック(東京都中央区)は、現場監督向けの施工管理ツール「現場Plus」が同じく社会業界特化系ASP・SaaS部門で奨励賞を受賞。トークや工程表・図面等をリアルタイムに関係者と共有することで、伝達漏れや手戻りを防止し、現場への移動回数や事務コストの削減に繋げるという。
リンクジャパン(東京都港区)は、AIとIoT技術でユーザーの暮らしを快適にするプラットホームサービス「eLife」が、IoT部門の環境貢献賞を受賞。室内の機器操作に加え、センサーをホームセキュリティやGPSに連動させることが可能。帰宅前に室温を調整し、お湯張りを完了させることもできる。
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