北洋銀行(札幌市)は、中古住宅購入とリノベーション(大型リフォーム)工事を組み合わせた住宅ローン「ほくよう住宅ローン(リノベーション一体型)」の取扱いを12月1日から開始する。
同商品は、中古住宅購入資金およびリノベーション中間資金のつなぎローンに対応し、工事完了後につなぎ住宅ローン返済資金と工事資金をまとめてひとつの住宅ローンとする。リノベーション工事は、金額・内容に制限はなく、断熱・耐震性能向上から壁・クロスの張替えまで幅広く利用可能。つなぎ住宅ローンは、団体信用生命保険付きで住宅ローンと同水準の金利優遇特典がついているため、リノベーション工事を含めた中古住宅購入の負担が軽くなるという。
つなぎローンは、ほくよう住宅ローン(NP保証口)、ほくよう住宅ローン(全国保証保証口)に申し込み、保証会社の保証が得られる人が対象。融資期間は、中古住宅購入資金の実行日から1年以内かつ対象住宅ローンの実行日まで。元金は対象住宅ローンの融資金で一括返済し、利息は住宅ローンの融資実行日に一括後払いか住宅ローン借入額に上乗せする。また、家電・家財も上限200万円まで上乗せが可能。
リノベーションによる既存住宅再生は、廃棄物が少なく環境保全で評価されており、省エネ改修や脱炭素社会促進に向けた取り組みとして社会的関心が高まっている。同行はこれからもSDGs達成に貢献し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいくとしている。
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