三協アルミ、高強度で意匠性に優れた公共向け通路屋根を発売

三協立山・三協アルミ社（富山県高岡市）は、建築基準法に基づく耐風圧強度に適合したパブリックスペース向けの通路シェルター「ビームスシェルター」を12月1日に発売する。

「ビームスシェルター」は、高い耐風圧強度と、梁や勾配のないフラットでスマートなデザインを兼ね備えた住宅用カーポート＆マルチルーフ「ビームス」を、パブリックスペース向けとして展開する新商品。丈夫な骨組み構造と屋根材（スチール折板）により柱間隔5000mmを実現した。柱本数・柱基礎数を少なく施工できるため、施工性と美観が向上した。

通路シェルター「ビームスシェルター」スタンダードタイプ

同商品は、折板の谷間に600mm間隔で垂木を配置することで、梁のないスマートなデザインを実現。スタンダードタイプと、フラットな意匠にこだわった天井材付きのプレミアムタイプを用意している。プレミアムタイプでは、同社独自の押出技術でアルミ形材の表面に浅い溝をつける「ローレット加工」を施したマットな質感の天井材を使用。強度のあるアルミ形材の金属感を残しつつ、落ち着いた色合いが上質な空間を演出する。耐風圧強度・最大基準風速Vo＝46m/秒、耐積雪荷重3000N/m²（約100cm相当）で、強風地域や積雪地域にも設置可能。

本体（屋根枠・柱）色とプレミアムタイプの天井材は、サンシルバー・アーバングレー・ブラックの3色から自由に組み合わせることができる。大型フェンス・門扉・引戸などとのカラーコーディネートも可能。

参考価格（税抜き）は、間口2300mm×高さ2500mm、耐積雪荷重1500N/m²の場合、スタンダードタイプ12万4200円/m、プレミアムタイプ18万8700円/m。（奥行16mでのm単価）

同社は今回、強風地域や積雪地域にも提案できる強度と、優れた意匠性を兼ね備えた高級感のある通路シェルターを発売することで、通路シェルター群の充実と体系強化を図るとしている。