JIBUN HAUS.(東京都港区)はこのほど、同社の住宅ブランド「ジブンハウス」から、沖縄在住者向けのオリジナル規格住宅「CENTRAL」を発表。家の中と外を明確に分けず、周りの環境との調和の中で暮らす沖縄特有のライフスタイルが実現できる住宅として11月16日、リリースした。
同住宅には、沖縄古来の家の建築様式である「アマハジ」に着想を得た「アマハジテラス」を設置。夏の暑い日差しを遮るアマハジは、玄関のない沖縄古来の家で接客の場であり、南風を家の中に取り込む、家の中と外が交流する中間地帯。同住宅は、来客用の玄関を別に用意しながら、「アマハジテラス」から近所の人や友人などを庭から気軽に招き入れられる、沖縄らしいライフスタイルを実現する規格住宅となっている。家の中と外を明確に分けず、親しい人が気軽に集まれるようデザインし、沖縄の暮らし方を起点に、現地の建築士とともに商品を企画、提案していく。
3LDKの間取りの中心には大きな螺旋階段を設置し、アマハジから入った南風が1階から2階へと抜けるように設計。1階は壁を設けないワンルームとし、家中で同じ空気を共にする一体感と、どこにいても気持ちの良い風を感じられる仕様とした。1階ワンルームの一角には、家庭内ワークスペースも設置し、南風と家族の存在を感じながら快適に仕事に集中できる。視覚的・体感的に緩やかにつながっていくボーダレスと、風や人、時の流れが外から中心に集まってくるような生活動線で、沖縄の風と光の心地良さを存分に感じられるという。
本体価格は、延床面積102.68m2(31.06坪)、1980万円(税込み)。
ジブンハウスは、今後もその地域の気象条件や暮らし方など、顧客と外側の環境との関係性の中で育まれる「自分らしさ」に寄り添う商品の開発を全国の加盟店とともに展開していくとしている。
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