リンナイ(名古屋市)はこのほど、脱炭素社会の実現に向けた企業方針である「リンナイグループのカーボンニュートラル実現に向けて」を策定した。
同方針では、事業活動(開発・生産、商品物流)におけるCO2排出量の目標を、2030年には国内1.5万t(2020年実績3万t)、グローバル5万t(同10万t)、商品使用時(商品使用、廃棄)におけるCO2 排出量の目標を、2030年には国内1260万t(2020年実績1680万t)と設定。2050年には事業活動、商品使用時ともにCO2 排出量ゼロを目指す。
取り組みとしては、2030年をターゲットとする低炭素に向けて、従来から活動を進めている高効率給湯器「エコジョーズ」やハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE(エコワン)」の普及拡大を加速。2050年をターゲットとする脱炭素に向けては、メタネーション・プロパネーションといった技術開発の動向を注視して従来機器における継続利用の可能性を探り、また水素燃焼機器やハイブリッド給湯器と再エネ技術を組み合わせたシステムの開発などによって長期的な事業戦略を模索していくとする。
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