オーダーキッチンや家具を手がける藤岡木工所(岐阜県山県市)はこのほど、循環型素材である紙からできた屋外用キッチン「SOTOTO」を発売した。
コロナ過で感染リスクの少ないアウトドアレジャーが注目され、庭やテラス、屋上でバーベキューやキャンプを楽しむ人が増加。しかし、「屋外にはキッチンがないことが多く、仮にあってもおしゃれじゃなかったり、木製の場合は1~2年で腐るなどの問題があった」として、同社はアウトドアをより快適に過ごせて、かつ循環型社会の実現にも寄与できると考え、紙を主原料とした屋外キッチンを開発した。
循環型素材「リッチライト」という紙を使用。これはアメリカのリッチライト社が、約70年以上前に産業機械製作や木型製作のために開発したもので、紙材に樹脂を含侵させた素材で、耐久性や加工性に優れるという。同社では、屋外用キッチン「SOTOTO」の開発は、「持続可能な社会に貢献するための挑戦の第一歩と考えている」としている。
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