建設物価調査会は11月10日、建設物価建築費指数(2011年に東京で建築された建物の平均を100とする)の2021年10月分をまとめた。
住宅(木造)の工事原価は125.1(暫定)で前月比 0.1%増、前年同月比 7.5%増。純工事費でみると127.0(暫定)で前月比0.1%増、前年同月比8.4%増となっている。
純工事費指数の前月比 0.1%増に対する主要細目の寄与度は、木工が+0.05、「上記以外の建築細目」+0.02、衛生配管+0.01で、マイナスの細目は無かった。また、対前年同月比 8.4%増に対する寄与度は、木工+7.56、「上記以外の 建築細目」+0.37、鉄筋+0.28、電線・ケーブル+0.13、衛生配管+0.08等。一方、型枠が-0.07、鉄筋加工組立-0.02、石こうボード-0.02だった。
そのほか、集合住宅(RC造)の工事原価は125.1(暫定)で前月比 0.1%増、前年同月比 3.6%増。純工事費が125.8(暫定)で前月比 0.1%増、前年同月比 3.7%増。事務所(S造)の工事原価は124.0(暫定)で前月比0.7%増、前年同月比6.3%増。純工事費では124.5(暫定)で前月比0.7%増、前年同月比6.5%増。工場(S造)の工事原価は124.1(暫定)で前月比 0.6%増、前年同月比 5.9%増。純工事費は124.7(暫定)で前月比0.6%増、前年同月比6.1%増となっている。
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