コロナ禍にウッドショック、建材価格の高騰、暮らし方・働き方の多様化と、急激な変化が家づくりと工務店経営を直撃する。
そんな激変時代こそ、「理念」が持続的な経営のカギを握る。
地域に根差した良質な家づくりと企業としての成長をバランスさせながら、次世代を担う人材の育成でも定評のある鷲見製材社長の石橋常行さんの経営メソッドをひもときながら、アフターコロナを生き抜くための理念経営のヒントを提示する。
「家はつくらない。心豊かな人生をつくる」のタイトル通り、鷲見製材は工務店だが、家づくりをしているつもりはなく、私たちがつくっているのは心豊かな人生だ。その人生のフィールドであり、器が「住まい」であるということ。
何のための家づくりなのか―。それは人それぞれだろう。家族、自分、子どものため…。その先には「毎日を楽しく過ごしたい」「あんな人生を送ってみたい!」「こんな子に育ってほしい」という想いが込められている。それこそが大事で、想いを実現することは、心豊かな人生につながると信じている。
コロナ禍の中で約2年、感染者数は減少傾向にある。ただ・・・
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