オーケングループの荻野建設(兵庫県丹波市)は、CLTを利用した「LC-core(エルシーコア)構法」の新社屋「オーケングループ社屋」を11月11日、竣工した。
エルシーコア構法は、壁で構成される従来のCLT工法と柱梁で構成される在来軸組工法を融合させたハイブリッド構法で、ライフデザイン・カバヤ(岡山市)が運営するフランチャイズネットワーク本部「日本CLT技術研究所」が開発したもの。フランチャイズ加盟店である萩野建設の代表取締役・荻野憲夫さんは、今回の新社屋竣工で「今までは鉄、コンクリートの建物の時代だったが、脱炭素の時代に向けていかに木材を使うか、林業を助けるという意味でも、CLTを使った建物にチャレンジしていきたい」と話す。
日本CLT技術研究所では、CLTを用いた建物を供給できる加盟店企業を募集するとともに、加盟店企業の活動を通して全国へ向け「CLT建築」及び「LC-core構法」の普及拡大を目指す。今年の4月から6月末までに8社の加盟申し込みがあった。2022年3月までに累計加盟店目標40社を目指す。
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