新建ハウジング最新11月10日号トップ記事は、中古マンションのリノベーションプロジェクト(買取再販事業)にチャレンジする、カワイ建築(愛知県春日井市)を取り上げました。地域資源や人材を生かしながら、その地域にある課題をビジネスの手法で解決するコミュニティビジネスの先進事例です。建物の老朽化や住人の高齢化が進む地元で、リノベに留まらない“まちづくり”に挑戦する姿に迫りました。
ニュース面では、住宅建築時のCO2排出量にフォーカス。安成工務店(山口県下関市)が、慶應義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授の指導のもと、木造住宅の建築時に排出されるイニシャルCO2を、生産と流通の各段階から追って算出しました。外国産材や一般的な新建材によって建てる住宅と比較した結果を詳報しています。
連載「松尾和也のエコハウス設計メソッド」では、日産自動車の元エンジニアでGT-Rの統括設計をしていた水野和敏さんとの対談を振り返ります。名車を生み出したエンジニアに学ぶ「自社製品の魅力を開発する方法」について伝えています。
今号から、ひだまりほーむのブランド名で住宅事業を展開する鷲見製材(岐阜県岐阜市)社長の石橋常行さんの連載がスタートします。その名も「家はつくらない。心豊かな人生をつくる」。次世代を担う人材の育成でも定評のある石橋さんの経営メソッドをひもときながら、アフターコロナを生き抜くための理念経営のヒントを提示します。【栁原潤】
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