東急住宅リース(東京都新宿区)はこのほど、自宅のリフォームや建て替え工事を行っている間に一時的に居住できる賃貸住宅(仮住まい)を提供する「仮住まいサービス」を開始した。同社が管理する物件に短期間入居できる。首都圏限定でスタートし、今後エリアを関西圏などにも順次拡大していく。
転居が必要な戸建て住宅の大規模リフォームや建て替えは3~6カ月程度かかり、その間、一時的に居住できる賃貸住宅への転居が必要となる場合があるが、一般的に賃貸住宅の賃貸借契約は2年間の「普通借家契約」。数カ月程度の短期間の居住を前提とした入居申し込みができないケースが多い。そこで同サービスは、自宅の工事期間中、同社が管理する賃貸住宅へ「定期借家契約」にて短期間入居ができるようにした。工務店やリフォーム会社とネットワークを持つ仮住まい専門の賃貸仲介会社と連携し、仮住まいを必要としている施主に賃貸住宅を紹介する。自宅から仮住まいへ、仮住まいから工事完了後の自宅へと二回にわたる引越しを、優待価格で利用できるサービスも併せて提供する。
同社はサービスを通し、 SDGsの「11.住み続けられるまちづくりを」に貢献するとしている。
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