ナイス(横浜市)は11月4日、国産材の利用拡大に向け、構造材、断熱材、内外装材をすべて国産材で提供する「国産材プレミアムパッケージ」の販売を開始したと発表した。まずは首都圏エリアでスタートし、他のエリアへの展開も視野に入れながら、取引先に継続的な国産材利用を促したい考え。
構造材は、①無垢材 ②構造用集成材 ③無垢材+構造用集成材の3つの仕様を基本パッケージとして用意。ベースとなる樹種は、スギ、ヒノキ、カラマツといった国産針葉樹を中心に構成した。要望に応じて部材別に等級などをカスタマイズしたオリジナルの標準仕様の提供も可能だ。
断熱材は、北海道産針葉樹をはじめとする国産材の間伐材や倒木などを原料に、国内で製造した木質繊維断熱材「ウッドファイバー」を提案する。構造材だけでなく断熱材も木質化することで、「持続可能性」や「SDGs達成への貢献」という環境問題への取り組みも発信し付加価値を高める。内外装材は、日本各地の製材メーカーなどとオリジナル商品を共同開発した。
太陽光発電システム、蓄電システム、高性能窓・サッシ、熱交換換気システムなどの設備機器を組み合わせ、ZEHやさらにはHEAT20に対応した高性能な家づくりも可能とする。
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