一条工務店(東京都江東区)はこのほど、10代以上の既婚の男女1202人を対象に、「自宅内の乾燥と換気に関する意識調査」を実施した。
その結果、「新型コロナウイルスの影響で換気を意識するようになった」人の割合は約7割。『自宅における1日の換気回数』は、夏場・冬場とも「1~2回」が最多で6~7割に上ったものの、「0回」が夏場の10.5%に対し、冬場は20.2%と約2倍になった。
『1回の換気時間』については、夏場は「1回10分以上」する人が55.7%と過半数いるのに対し、冬場は23.1%にとどまるなど、冬場の方が換気時間が短くなる傾向が見て取れた。
『自宅の換気が面倒と感じるか』との問いに対しては、7割以上の人が「すごく感じる・まあまあ感じる」と回答。新型コロナウイルスの影響で意識するようにはなったが、換気自体は面倒だと感じている人が多いことがわかった。
また、乾燥に対する質問では、『冬に自宅の乾燥が気になることがあるか』との問いに対しては、8割以上の人が「気になる」と回答した。
『乾燥が気になるタイミング』としては「暖房している時」が70.5%と最多。次いで「起床時」(50.3%)、「就寝時」(42.9%)となった。『乾燥が気になる場所』としては「寝室」が71.1%、「リビング」が69.5%となった。
『自宅の乾燥で気になること・困ること』を聞いたところ、約8割の人が「のどが痛い」と回答。「肌荒れ」も半数を超えた。
『冬場の自宅の乾燥対策』を聞いたところ、最も多かったのは「加湿器を使用」(56.3%)だった。次いで「洗濯物を部屋干しする」(47.9%)、「濡れタオルを干す」(25.9%)、「加湿機能付きの家電を使用」(22.3%)となった。なお、『加湿器の手入れ・掃除の頻度』としては「1カ月に1回」(32.2%)が最も多かった。また、約9割の人が「加湿器の掃除が大変だと感じる」と回答した。
同社では、こうした悩みに対応できるとして、全館加湿・全館換気システムを提案。加湿ユニットが熱交換換気システムに組み込まれており、全館を加湿しながら空気の入れ替えができるという。
調査期間は9月25日~10月3日。
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