新建ハウジング最新10月30日号トップ記事は、元モデルハウスをリノベーションした事例を取り上げました。リノベにより、「サステナブル&レジリエンス」という今の時代に求められる性能を付加し、再びモデルハウスとして活用しながら、地域の人たちに対して持続的な社会、脱炭素社会にふさわしい次世代の住宅像を示そうとする取り組みです。
一方で、中古住宅を購入してリノベーションを施し、常設のリノベモデルハウスとして運用しながら、地域のリノベ需要を掘り起こそうとする地域工務店による動きが本格化しています。自社のモデルハウスのリノベも、新しい時代の住まいのあり方を示すと同時に、リノベそのものの可能性を示すことにつながるはずです。
池田憲昭さんによる人気連載〈サステナブル建築談話Fromドイツ〉では、「断熱」に偏らないドイツの「蓄熱」型の建築についてフォーカス。「断熱」と同じくらい重要である「蓄熱」は、温熱計算の上でも、意識の上でも、十分に顧慮されていない―などと警告を鳴らします。
ニュースでは、エコワークス(福岡県福岡市)が建築した住宅が「CASBEE-戸建(新築)」の2021年版における評価基準3部門全てで最高等級を取得した事例を詳報しました。環境効率およびライフサイクルCO2に加え、 建築環境SDGsチェックリスト評価でも、最高ランクを取得。ランク5評価は全国初の事例です。
そのほか、今でこそスタンダードになった「女性目線」のプランを取り入れた提案を約30年前から展開するMogaハウス(高下組、鳥取県米子市)社長の高橋純子さんにインタビュー。生活者の心をつかむために、どのようなコンセプトや伝え方で成果を出しているのか、核心に迫ります。【栁原潤】
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