厚生労働省は10月22日、2020年度新規学卒就職者の離職率を公表した。学歴別、卒業年別の離職率はともに例年に比べ低下。2018年3月卒業者の就職後3年以内の離職率は、新規中卒就職者で55.0%(前年度比4.8ポイント減)、新規高卒就職者で36.9%(同2.6ポイント減)、新規短大等就職者で41.4%(同1.6ポイント減)、新規大卒就職者で31.2%(同1.6ポイント減)だった。
産業別に見ると、新規高卒就職者では、不動産業・物品賃貸業が6番目に離職率が高く44.2%(同0.4ポイント増)、建設業が7番目で42.7%(同3.1ポイント減)。新規大卒就職者でも不動産業・物品賃貸業が6番目で34.5%(0.3ポイント増)、建設業は9番目で28.0%(1.5ポイント減)だった。
事業所規模別では、高卒、大卒とも事業所規模が小さいほど離職率が高くなる傾向にあった。
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