竹中工務店(大阪市)はこのほど、10月1日から本社ビルにおいて大阪ガス(大阪市)が供給するCN都市ガスを導入したと発表した。大阪ガスの代理店であるDaigasエナジー(同)を通じて購入する。これにより、同ビル全体として年間で約520tのCO2排出を削減できる見込みで、これは一般家庭が1年間に排出するCO2の約190世帯分になるという。
CN都市ガスは、天然ガスの採掘・輸送・製造・燃焼の工程を含むライフサイクル全体で発生する温室効果ガスをCO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなす液化天然ガス(LNG)。今回、大阪ガスがShell Eastern Trading Pte Ltd(シェル)から購入したLNGを活用し、CO2はシェルの保有するクレジットで相殺されている。
同社は「人の感性や創造性を高め、自然を活かし、ライフサイクルCO2ゼロからカーボンニュートラルな社会の実現を目指す」を環境コンセプトに掲げている。2050年までにカーボンニュートラルの達成を目指し、今後も様々な課題に向けた取組みを推進していくとしている。
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