積水ハウス(大阪府大阪市)は、太陽電池・燃料電池・蓄電池・HEMSを搭載したスマートハウス「グリーンファーストハイブリッド」を軸とする日本初のスマートタウン「スマートコモンシティ明石台」(宮城県黒川郡富谷町)を完成、まちびらき式典を4月27日に開催した。
このスマートタウンは、東日本大震災後に開発される宮城県内最大級の大型住宅団地。まち全体の年間発電量は電力消費量の約1.7倍にあたる2508MWhで、近隣世帯に1039MWhもの電力供給が可能という。太陽電池だけでもメガソーラー発電所に匹敵する1.29MWの出力をもつ。
電力使用の優先順位は、燃料電池→太陽電池→蓄電池→商用電力になっており、通常時には太陽光発電の余剰電力を売電できる。
団地全体は764区画、同社の所有区画は431戸。4月27日時点で「グリーンファーストハイブリッド」の建売棟数は7棟。
同社は今後、茨城県古河市、福岡県福岡市、千葉県市原市と四街道市、神奈川県横浜市などにスマートタウンを展開する予定という。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。