住宅展示場協議会(東京都港区)と住宅生産振興財団(同)が10月20日発表した9月の住宅展示場の来場者組数は、対前年同月比マイナス9.25%の31万7291組となり、2カ月連続で来場減となった。
エリア別では、信越・北陸、九州・沖縄の2エリアを除き、北海道、東北、関東、東海、近畿、中国・四国の6エリアが前年同月比マイナスとなった。今期来場者累計は、169万2362組となり、昨年累計比でプラス19.68%の来場増。
同協会では、マイナス幅は8月度より大きく改善していることを挙げながら、「9月は長引く緊急事態宣言の影響を受けていたが、9月30日で緊急事態宣言が解除され、10月25日には飲食店への時短要請解除と、行動制限緩和に向けての動きが出ている。住宅展示場のイベントも様子を見つつ、(あまり密にならないようなイベントなど)形態を変えながらも、これまでよりも積極的な集客活動を行えるのではないか」と今後への期待感を示した。
各エリアの来場者組数とその前年対比は以下の通り。カッコ( )内は対前年同月比の増減を表す。
北海道:7234組(-16.86%)、東北:5104組(-9.65%)、関東:17万753組(-4.20%)、信越・北陸:5890組(+3.42%)、東海:5万8718組(-11.85%)、近畿:5万9749組(-19.18%)、中国・四国:2416組(-33.19%)、九州・沖縄:7427組(+3.48%)。
※数字は住宅展示場協議会に加盟する住宅展示場における数字で前年との増減を表す。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。