日本不動産研究所(東京都港区)はこのほど、アットホーム(東京都大田区)、ケン・コーポレーション(東京都港区)による東京23区内の賃貸・分譲マンションデータを集計分析した「住宅マーケットインデックス2021年上半期」の調査結果を公表した。
都心5区のマンション賃料のうち、大型タイプ(専有面積80m2以上)と標準タイプ(40m2以上80m2未満)は、新築・中古とも上昇傾向で推移し、前期の最高値を更新。一方、小型タイプ(専有面積40m2未満)は半年前の前期からほぼ横ばい、前年同期比では1.5%下落した。東京23区では、全てのタイプで新築・中古ともに上昇傾向が続き、最高値を更新。大型タイプでは対前期比の上昇幅が縮小した。
都心5区のマンション価格に関しては、新築は大型タイプと小型タイプが前期比でともに7.6%上昇、標準タイプは0.1%下落でほぼ横ばいとなった。中古は、大型タイプが前期の最高値からやや下落(1.3%減)。標準タイプは2.5%増、小型タイプは7.6%増で、特に小型タイプは上昇傾向が顕著となっている。東京23区では、全てのタイプで新築・中古ともに上昇傾向が続いている。
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