「ゼロ・エネルギー化推進室」は4月27日、ゼロ・エネルギー住宅を推進する補助事業での、ゼロ・エネルギーの計算方法に関する考え方を公表した。「トップランナー基準」(「住宅事業建築主の判断の基準」)に準じた計算方法を使い、省エネ法で建築設備として定められる空調設備(暖冷房設備、換気設備)、照明設備、給湯設備で消費するエネルギーから、太陽光発電などによる創エネルギー効果による削減量を差し引いて年間一次エネルギー消費量を計算する。家電機器や調理機器のエネルギー消費量は評価の対象外。
トップランナー基準の計算では、太陽光発電やコージェネレーションのエネルギー消費削減量から売電量分などが差し引かれるが、今回は総量で評価する。
なお、工務店向けに国土交通省分の予算で行う事業では、この計算のほかに、仕様に適合するもの、審査委員会で認められたものもゼロ・エネルギーとみなす。
評価方法の詳細は、5月中旬に予定されている公募開始までには公開する予定。
※年間一次エネルギー消費量の評価の考え方
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