パナソニック(大阪府門真市)はこのほど、大日本印刷(DNP、東京都新宿区)、小松マテーレ(石川県能美市)と共同で、コロナ禍におけるワークスペースの新たな空間提案に取り組むと発表した。
テーマは「気配のつくりかた」。3社はより良い対面でのコミュニケーションの在り方を検討し、新たなコミュニケーション空間を作り出す手法を提案する。具体的には、DNPが生活空間事業で培ったインテリア製品の技術・ノウハウを生かしたパターンデザインと、染色ノウハウを基盤に多彩な領域で事業を展開してきた小松マテーレの「機能性ファブリック」の加工技術を掛け合わせ、パナソニックは、ウエルビーイング空間づくりで培ったノウハウを元に、これらのコーディネートを行い、人と施設の気配を調節する。
コロナ禍で遠隔・リモート、衛生・非接触などのニーズが高まり、対面でのコミュニケーションの在り方が変化している。テレワークをはじめとしたバーチャルなコミュニケーションが広がるなど、その手法が多様化するなか、リアルとバーチャルの両方の強みを生かした新しい働き方や生活様式の構築が求められているとして、3社は今後もリアルな場を活用した「対面でのコミュニケーション」のための新しい空間設計に共同で取り組んでいく。
同プロジェクトの一環として、 3社は9月22日から、 DNPのコミュニケーションスペース「DNPプラザ」(東京都新宿区)にて企画展「気配のつくりかた」を開催。リアルな場における「対面コミュニケーション」の新しいカタチについて来場者とともに考る。 2022年1月15日まで“試作展示“として来場者からの意見やアイデアを募集。反応を反映させたプロダクトを追加し、展示内容を充実させていく。2022年1月24日から3月23日までを“本展示”とし、グレードアップさせた空間展示を行っていくという。
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