農林水産省は4月27日、森林での放射性物質の除去や拡散抑制などに関する技術的な指針をとりまとめ、公表した。具体的な放射性物質対策として現段階で「推奨される対策」を提示した。環境省や福島県、関係自治体などへ周知を図っていく。
これまでの調査・研究結果や、専門家からのアドバイスを元にまとめたもの。具体的には、住宅が近くにあったり、人が日常的に入る森林では、落葉や枝葉などの除去とあわせて立木の伐採をすることや、その他の地域でも、下層植生が衰退している人工林などでの間伐を推奨。また、こうした間伐により、降雨などで土壌が流出するおそれがあるとして、土壌保全措置を行うことも推奨している。